宮崎県延岡市には子どもたちの学習を支援するNPO法人があります。
新型コロナによる影響を受けながらも更なる活動の広がりを目指しています。
2009年に延岡市で結成された「学校支援のべおかはげまし隊」。
旭化成のOBや元教職員などが、市内の小学校3校と中学校12校で数学や理科などの学習の支援をしています。
新型コロナの影響で活動が制限されていましたが、感染が落ち着いた10月以降、対面での支援ができるようになりました。
隊員は教員ではないため、基本的には生徒たちを静かに見守ります。
そして、生徒が合図をしたときなどに、寄り添って生徒が答えを導き出せるようにヒントを出して励まします。
(旭中学校3年 土本香凛さん)
「気軽に分からないことを聞けるので、とてもいいと思ってます」
(旭中学校はげまし隊 岡本保二リーダー)
「わかった時の表情の変わりが非常に楽しい。(学校に)来た時に子どもが最近非常に挨拶してくれる、それが嬉しい。生きがいのような感じです。」
一方、新型コロナの影響で新規隊員の募集が滞り、隊員の数はピークの4年前と比べておよそ50人少ない、142人に減少しています。
これまで数学や英語などを中心に隊員を集めていましたが、来年度からはより幅広い科目で隊員を募集することにしました。
(学校支援のべおかはげまし隊 佐藤邦典理事長)
「隊員の増強にも繋がってくるんじゃないかと思ってます。」
はげまし隊では子どもたちや隊員が一緒に学びながら、世代間交流をより進めていきたいとしています。
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