先月24日から2日間行われた千葉県立高校の入学試験で、松戸高校が新型コロナの濃厚接触者とコロナ以外の体調不良者を同じ部屋で受験させていたことがわかり、県教育委員会は高校側に「適切ではなかった」と指導しました。

県立松戸高校によりますと、新型コロナの濃厚接触者1人と、入試の当日、体調不良などを申し出た3人の合わせて4人を同じ部屋で受験させていました。


千葉県立高校の入学試験で県教育委員会は一般の受験者とは別に新型コロナの濃厚接触者用、インフルエンザの感染者用、その他の体調不良者用の3つの部屋を用意するよう通知していました。


しかし、松戸高校は受験生4人について、定員が70人の新型コロナの濃厚接触者用の部屋で、机と机の間を2メートル以上離して、換気を十分行ったうえで、受験させたとしています。


これについて県教育委員会は松戸高校に「適切ではなかった」と指導し、高校は関係する受験生の保護者に謝罪しました。


今のところ、体調不良者は出ていないということです。


松戸高校は「ルールどおりの措置ではなく申し訳なかった。今後は通知どおりの対応をしたい」と話しています。