■学校の保健室の様に気軽に相談できる場所…10代の女の子のための「街角保健室」
名古屋市中区栄の若宮広場に現れたピンク色のテント「街角保健室」は、“10代の女の子のための無料スペース”です。
お菓子にマスク、消毒液や化粧品が振る舞われ、無料でカラーセラピーも…。さらに、生理用品やコンドームも無料で配布しています。
テントで若者たちに声をかけるのは、名古屋の南山中学と高校で保健体育を教えている中谷豊実先生(59)です。
中谷先生らのグループは、2002年から愛知県内の高校生に、性に関するアンケート調査を実施。8月から若者が心や体の悩みを相談できる場所として、「街角保健室」を始めました。
産科医の丹羽先生:
「これ『生理のトリセツ』っていってさ、(生理が)辛いとき見る感じだけど、あんまり生理痛ひどかったらちゃんと病院きてね」
咲江レディスクリニックの丹羽咲江院長は、ボランティアの女子大生と共に女の子たちの悩みや不安を聞きます。
女の子:
「生理不順というか…。普通に来て、次の月はめっちゃ少ない、でその次の月はめっちゃ多いみたいな…」
丹羽先生:
「排卵していなかったりすると、少ないと多いの波がある。将来赤ちゃんが欲しいなと思った時に、できやすいタイミングがずれやすいから、その時はちゃんと病院に行って」
丹羽先生は、雑談をしながらも彼女たちの性の悩みを聞き取ります。
■女の子とどう会話したらいいか分からない…異性と会話できない若者たちの間で進む“性の草食化”
愛知私学性教育研究会らが2019年に県内の高校生およそ7000人に調査したところ、セックスの経験が「ある」と答えたのは男子が14.6%、女子が12.8%でした。
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