<入試のツボ>解き直しを最優先に/公立高直前対策 (1) – 河北新報オンライン

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 公立高入試まで、あとわずか。最後の仕上げ時期になった。私立高の入試結果を受け、公立高の出願先を決める生徒も多いだろう。自分の志願先の高校についていま一度、なぜその高校に行きたいのかを考えてみよう。入試直前期は目先のことばかり見てしまいがちだ。志願先の高校に通う自分をイメージして直前期の勉強を頑張ってほしい。

 この時期に注意したいのは体調管理だ。睡眠時間を削って長時間勉強しても逆効果となる。睡眠時間はしっかり確保し、勉強すると決めた時間は集中して勉強に取り組めるよう工夫しよう。毎日同じリズムで規則正しく生活することは、基本的ではあるが大事なことだ。

 勉強内容に関しては、新しい問題に手を付けるのではなく今までやってきた問題を再度、徹底的に解き直すことを最優先しよう。過去に受けた模擬試験や実力テストの解き直しもお勧めしたい。理科、社会の一問一答や英単語、漢字などの基礎事項も学習を継続しよう。

 本番を想定して予想問題などを解くトレーニングもしてほしい。予想問題を解く際は時間を計り、入試本番と同様に取り組むことが重要だ。解ける問題、解けない問題を取捨選択し、解ける問題に多くの時間を振り分けてほしい。国語の作文など配点の高い問題は優先的に解き切ること。解いた問題の見直しをする時間も確保しよう。

 基本的な問題で、ケアレスミスにより失点することは避けたい。今までのテストでのミスを振り返って自分が陥りやすいミスの傾向をつかみ、本番で同じミスをしないよう努めてほしい。

(進学プラザグループ第一事業部・阿部智則部長)

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