子宮頸がん予防、理解深めて 長野県内の医師ら中学校でパネル討論会 – 信濃毎日新聞

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子宮頸がん予防、理解深めて 長野県内の医師ら中学校でパネル討論会



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 子宮頸(けい)がんなどを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンの積極的な接種勧奨が4月に再開されるのを前に、県内の医師らが千曲市屋代中学校で17日、パネル討論会を開いた。生徒たちにHPVワクチンへの理解を深めてもらおうと、同校が保健体育の授業として初めて企画。2年生約200人がオンラインを通じて別会場で聞いた。

 医師や同校教諭ら7人が登壇。医師らは「ワクチン接種と検診で子宮頸がんを予防できる」と説明。高校生の時にワクチンを接種した同校養護教諭中川文花さん(27)は、積極的な接種勧奨再開を間近に控えた現在も本人や保護者の判断に十分な情報が不足している―とし、「私自身が学んできたワクチンの効果について生徒に情報を伝えたい」と語った。

 HPVワクチンの積極的接種勧奨再開の対象は小学6年~高校1年の女子。討論会を聞いた中島美咲さん(14)は、初めてHPVワクチンについて学んだといい「子宮頸がんを防げるのなら接種を考えてみたい」と話していた。

 厚労省は2013年4月、小学6年~高校1年の女子を定期接種の対象にしたが、接種後に全身の傷みなどの症状を訴える人が相次いだため、同6月に積極勧奨を中止した。

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