凸版印刷は、外国人生徒の日本語学習を効果的に促す方法について検証する実証研究を、12月~2022年3月まで、茨城県内の6つの中学校で実施すると発表した。
同研究は、筑波大学と共同で行い、同社のICT学習サービス「navima」の読解力向上支援コンテンツを活用して、課題を検証する。
具体的には、同県の散在地域に居住する外国人生徒に、「navima」の読解コンテンツをインターネット回線で遠隔提供して、同大のサポーターが手助けすることで学習を支援する。
これまで日本語指導者が少なく、学習支援が行き届かなかった地域の外国人生徒にも、オンライン教材を使用することで、手厚く日本語学習を支援することができる。また、散在地域の外国人生徒を遠隔でつなぐことで、互いの学習意欲を高めることもできる。
同研究では、複数人の生徒の日本語学習支援に、指導員1人が付き、「navima」の読解コンテンツの問題に取り組む。指導員は、「navima」から取得できる学習履歴から、生徒の読解過程でどのような誤答やつまずきがあるのかを把握。生徒に対し、「navima」の解説文や解説動画を活用して、つまずいた部分への理解を促し、日本語読解力の向上を支援する。
「navima」は、子どもが「主役」の学びを実現するデジタル教材プラットフォームで、子ども一人ひとりが自分に合った学びを見つけ、自分のペースで学びを進めることができる。小・中学校の算数/数学・国語(読解/漢字)・理科・社会・英語の5教科に対応。
実証研究の概要
実証期間:12月~2022年3月
実施校:茨城県内の中学校6校(阿見町立朝日中学、同町立竹来中学、稲敷市立江戸崎中学、筑西市立下館南中学、同市立開城中学、同市立協和中学)
対象生徒:22人
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