県教育委員会は、現在の中学2年生が対象となる県立高校の入試から、推薦入試を廃止し、新たにそれぞれの高校が求める生徒像を示す「特色入試」を始めることを決めました。
県立高校の推薦入試は、中学校から推薦された受験生を対象に調査書や面接、小論文などをもとに選抜が行われますが、ここ数年は平均倍率が1倍を下回り、多くの学校で定員割れの状況が続いています。
こうした状況を受けて県教育委員会は、現在の中学2年生が対象となる高校入試から、推薦入試を廃止し「特色入試」と呼ばれる新たな入試を始めることを決めました。
「特色入試」では、高校が入試前に求める生徒像や、どのような基準で評価するのかを示す指針「アドミッションポリシー」を示し、受験生はそれぞれの学校の特色を比較して、受験校を選ぶことができます。
受験のために中学校の推薦を受ける必要はなく、これまでの取り組みや努力したことなどについて、PRする志望理由書を提出すれば受験することができます。
試験の時期は推薦入試と同じで、一般入試よりも1か月ほど早く、試験では面接が行われるほか、学力検査や作文、プレゼンテーションなどが行われます。
県教育委員会では今年度中に、すべての県立高校のアドミッションポリシーを公開する予定です。
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