三重県教育委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中学校の一部に授業の遅れが出ていることを踏まえ、来年2月の県立高校入試の前期選抜で、出題範囲を一部縮小することを決めました。

三重県教育委員会によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県内の多くの中学校で分散登校や在宅学習が実施された影響で、一部で授業の進捗に遅れが出ているということです。


こうした状況を踏まえ、県教育委員会は、来年2月2日と3日に行われる県立高校入試の前期選抜について、出題範囲を一部縮小することを決めました。


出題範囲から除外されるのは、数学の「三平方の定理」とデータ活用の「標本調査」、社会の「私たちと経済」と「私たちと国際社会の諸課題」、それに理科の「自然と人間」です。


一方、来年3月に行われる後期選抜では出題範囲の縮小は行わないということで、県教育委員会はこうした対応を市町の教育委員会に周知することにしています。