公立高入試新制度 25年春導入予定 長野県教委、木曽で初の説明会|信毎web – 信濃毎日新聞

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公立高入試新制度 25年春導入予定 長野県教委、木曽で初の説明会



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 長野県教育委員会は8日、2025年春に導入予定の公立高校入試の新しい入学者選抜制度について、学校関係者や保護者らを対象にした説明会を木曽郡木曽町の県木曽合同庁舎で初めて開いた。新制度は現行の前期選抜(自己推薦型)と後期選抜(一般入試)の枠組みを維持しつつ、前期は5教科200点満点で基礎学力を図る学力検査を課し、後期は全高校で面接を導入する内容。この日は明確な反対意見は出なかったが、新制度への懸念が上がった。

 県教委高校教育課は説明会で「できるだけシンプルで分かりやすい制度になるよう検討を重ねた。中学の学びを高校へつなげる結節点として、多面的に評価する制度にする」とした。高校側の人員態勢などの理由で後期の面接ができない場合は「紙上面接」を行うとした。

 この日は12人が出席。質疑では前期で導入する学力検査について、出席した中学教員は「単純な暗記のような試験では本来の前期の趣旨と矛盾する」とし、知識偏重にならないよう求めた。後期の「紙上面接」については「聞かれたことに答えられても、書こうとすると何を書けばよいか分からない生徒がいる」との指摘も出された。

 県教委は2017年度から新入学者選抜制度を検討。19年度に公表した制度案は、後期選抜のみの実施校が重視する教科の配点を決める「得意活用型選考」の導入などを検討したが、仕組みが複雑になることなどから「導入は困難」として見送った。その後、再検討し、今回の新制度を今年9月に公表した。

 県教委は11月にかけて旧12通学区単位で新制度の説明会を実施する。説明会で出された意見や質問を参考に来年3月に新制度を正式決定する。その場合、現在の小学6年から適用される。

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