県内中学61校、科学の知識や能力競う 「数学・理科甲子園」兵教大付属中が優勝 – 神戸新聞

花のつくりとはたらき

 兵庫県内の中学生が科学分野で知識や能力を競う「数学・理科甲子園ジュニア2021」が17日、小野市王子町の市総合体育館で開かれた。県内の公私立中学と義務教育学校、中等教育学校から61校183人が参加し、兵庫教育大付属中学校(加東市)が優勝、兵庫県立大付属中学校(上郡町)が準優勝に輝いた。

 県教育委員会の主催。科学好きの裾野を広げるために企画され、今年12月に姫路市で開催予定の「科学の甲子園ジュニア全国大会」の兵庫県予選も兼ねている。生徒らは1校1チーム3人で臨み、上位2チームが合同で県代表として全国大会に出場する。

 今年の数学・理科甲子園-は、新型コロナウイルス感染症対策のため、例年より時間を短縮し、全校が一斉に実技競技に取り組んだ。競技では、重りを入れたカプセルを落とし、紙で作った構造物で受ける「カプセルレシーブチャレンジ」に挑戦。カプセルの重量や、落下時の高さが得点となり、構造物の衝撃吸収性と安定性を求めて競った。

 三木市からは吉川中学校2年の稲塲央恭さん(14)、岩波小夏さん(14)、黒田智花さん(13)が出場した。蛇腹を重ねて緩衝材代わりにする工夫を凝らして成功し、稲塲さんは「練習したことが発揮できてよかった」と笑顔で話した。(篠原拓真)

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