「こんな性教育をしてほしい」高校生の本音は? ネットの誤情報正してという声も|高校生新聞オンライン|高校生活と進路選択を応援するお役立ちメディア – 高校生新聞

「こんな性教育をしてほしい」高校生の本音は?-ネットの誤情報正してという声も|高校生新聞オンライン|高校生活と進路選択を応援するお役立ちメディア-–-高校生新聞 基本問題

性について学ぶ授業、皆さんの学校ではどのように行われましたか? 高校生に聞くと「性行為の知識を具体的に教えてくれない」「誤ったネットの知識を正して」など、性教育を見直してほしいという声が続々と上がりました。

目次

1、実用的な内容を教えてくれない

2、ネットの誤った性知識を正す場にして

3、生徒同士で意見交換したい

1、実用的な内容を教えてくれない

表面的な知識だけでなく、一人一人が抱える悩みや問題を解決するような、「一歩掘り下げた知識」まで学校で教えてもらえたらいいのに、と感じている人が多いようです。

直接関わる問題も多いからこそ、しっかり学びたい

性行為についての正しい知識を

性教育YouTuber・シオリーヌさんの動画を見たことがあるのですが、初めて知ることが多く衝撃でした。学校の授業では、生殖のメカニズムは学んでも、前提である性行為については用語を少し扱うだけだったからです。

現代では、ネットの広告や動画配信サービスのアニメなどでも簡単に性的な内容に触れることができてしまいます。性を話題にするハードルを下げ、トラブルを減らすためにも、今こそ性教育を見直すべきではないでしょうか。(Haly=3年)

女性外来、低用量ピルの役割を教えて

女性外来について、授業の中でもっと取り上げてほしいです。私は生理痛がひどくて女性外来に通っていて、低用量ピルを処方されています。ですが、授業では低用量ピルは「避妊の方法」としか取り上げられませんでした。

もっと授業で具体的に、低用量ピルの処方をはじめとした女性外来の役割について取り上げたら、学生のうちから自分で生理に関する症状などに対処することができるのにな、と思います。(甘党信者ゆーの=2年)

ピルの正しい使い方など実用的な知識を

子どもができる仕組みや身体の名称を覚えただけで性教育にはならない! 「どんな状況になったら危ないのか」や「ピルの正しい使い方」など、実際に応用できるようなことを教えるべき。

また、性についての話題をタブーのように扱うのではなく、高校生にも十分可能性のあることだと、トラブルにつながらないよう積極的に教育していくことが重要だと考えます。(crazysalt =3年)

小さいころから性交渉の知識を教えて

私が受けた性教育には不可解な点がありました。それは、中学では男性と女性それぞれの体のつくり、第二次性徴についてしか話さなかったのに、高校になるといきなり「性交渉を断るためには」「避妊をするためには」という話に飛んでしまうことです。

男子と女子で教室を分ける必要性も感じません。「いずれ知っていくから」という考えで性交渉の話をしないのではなく、海外のように小さい頃から性について教えていく。そうすれば、望まない妊娠、性犯罪なども抑制することができるのではないかと考えています。(まじめがね。=3年)

2、ネットの誤った性知識を正す場にして

だれでも簡単に、あらゆる情報にアクセスできる今日、特に性について誤った知識や情報を判別できることはとても大切です。「学校では正しい知識が学べる」という安心感や信頼感がほしい、と言う意見もありました。

性については、特に正しい知識を得ることが大切

先生が照れている…?

私の学校では、性教育を受ける機会がありませんでした。中学校でもまともに受けなかったです。先生たちは照れているのか何なのかわかりませんが、かたくなに授業をしようとしませんでした。

他国の同世代に比べて、正しい知識がないことを本やインターネットの記事で知りました。しっかり学んでおかないと、将来事件につながったり、他人に迷惑をかけたりしてしまう場合もあるので、学校では小学校高学年くらいから少しずつ授業で学んでいくべきだと思います。(クリストファー=3年)

生徒同士が性交渉しない前提に立たないで

私は中学・高校と性教育を受けてきましたが、全く印象に残っていないというのが正直なところです。

現在は、小学生ですらインターネットを通していろいろなことを知っています。それらにはうそが多いということ、例えば成人向け動画にある描写は「演技」であることや、実践的な避妊の仕方などを教える必要があると思います。

河野太郎大臣が言っていたように、間違った性知識によって若年で妊娠や出産をすることは貧困の連鎖を引き起こすと思います。学校は「生徒同士が性交渉することはない」というスタンスを取るのではなく、「もしそのようなことが起こったらどうすれば良いか」正しい知識を教えるべきだと思います。(ソワレ=3年)

3、生徒同士で意見交換したい

教科書に載っている内容を一方的に与えられる授業ではなく、生徒が自分の考えを持ち、生徒同士で意見交換できるような場を作ることで、学校での性教育が一歩進むのでは、という意見も。

多様性を学べる貴重な機会

避妊、出産を男女で話し合い

私の高校の保健の授業では、かなり性について学べていると思います。高2の保健の授業で、男女の意識の違いや避妊、出産のことなど、性について友達と話し合いをする時間が毎授業時設けられていました。

その話し合いは男女混合のグループで進められていたため、自分が思いつかなかったいろんな意見が出てきて、とても良い学びの時間になっていました。(manami=3年)

考えをプレゼン、教え合い

性教育はこれからの自分たちの人生に大きく関わってくるものなので、テストで知識だけを問うのではなく、今後につながるような授業をしていくべきだと思います。

私の学校では保健体育の性教育で、自分たちで考えたことをまとめてプレゼンしたり、教え合ったりする機会がありました。自ら性と向き合い、考えることが大切だと思います。(いちごみるく=3年)

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