今と未来の球児にエール
○…県内191校が加盟している県高校野球連盟。春・夏・秋に行われる各大会の運営やマスコミ対応などを担う。今年4月、加盟校とのやり取りをまとめる専務理事に就任。「一人だけでは絶対に務まらない。これまでの伝統を守りつつ、ベテランから若手まで幅広い声を集めて前に進んでいく」と意気込む。また、7月27日まで開催中の神奈川大会について「感染症対策に注力しつつ全チームが無事に最後まで戦えるよう祈り、取り組んでいく」と語る。
○…今なお新型コロナの影響が色濃く残る中、今年は運営改革の機会と捉えているという。運営費や感染症対策費のために、40年以上変わらなかった入場券の値上げに踏み切ったり、インターネットで支援を募るクラウドファンディングにも挑戦。また、神奈川大会は徹夜で当日券販売に並ぶ人もいることから、今春の大会から一部試合で前売り券も導入した。「新しいことに挑むのは最初は手間取るけれど、変化が必要な部分には手を加えていきたい」
○…横浜隼人高校で保健・体育の教師を務める。大学時代の先輩であり同校野球部の水谷哲也監督に声を掛けられたことを機に、30年以上指導に携わった。「当時は千葉の中学校で教師をやるつもりだったんですよ」と笑いながら、「ご縁あって教師と野球指導者の夢を叶えさせていただいた」と振り返る。
○…早くコロナが収束し、野球を思う存分楽しめるようになることを日々願う。また、県内の高校球児がピーク時の約8500人から約6660人に減っている現状も憂慮する。「高校野球をやりたいと一人でも多く思ってもらえるよう、環境づくりを推し進めていきたい」――。新しい高校野球の未来に向けて、邁進していく。
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