宮城県の気仙沼湾沖の島で生まれ育ったヒロインが天気予報の魅力を知り、気象予報士として成長していく姿を描く「おかえりモネ」(月~土 BSプレミアム・午前7時30分~、NHK総合・午前8時~)。主人公の永浦百音役を女優の清原果耶が演じる同作のこれまでの流れを振り返りながら、第6週(21~25日)のあらすじを紹介する。
先週の第5週「勉強はじめました」(21~25話)で、百音はお盆休みを終え、実家がある気仙沼から登米へと戻った。その道中、百音が乗り込んだバス高速輸送システム(BRT)に、百音が働く森林組合にある診察所の医師、菅波光太朗(坂口健太郎)が乗っていた。相変わらず不愛想な菅波に気まずくなる百音だったが、気象予報士の資格に興味を持っていることを話すと、菅波は、難しい本ではなく、まずは絵本や漫画から入る方が向いていると百音にアドバイスした。
ある日、百音は、登米の資産家で、百音を下宿させて世話をしているの新田サヤカ(夏木マリ)や、森林組合参事の川久保博史(でんでん)から、広葉樹がなかなか売れないという現状を聞かされ、広葉樹を使った新商品開発を担当することになる。その翌日、以前、林間学校に参加した小学校から、図書館の本棚に、間伐材で作られた「組手什」を使いたいという連絡が入り、百音たちはその小学校を訪ねる。校内の児童の様子を見た百音は、広葉樹で学童机を作ってはどうかと思いつき、早速この考えを森林組合の仲間たちに提案。これに川久保や課長の佐々木翔洋(浜野謙太)も乗り、まずはサンプルを作ることになった。
学童机のサンプルが完成するが、木材の乾燥期間などを考えると、教育委員会が設定する納期にとても間に合わないことが判明。森林組合一同が落胆するが、百音は、町内にある使われていないビニールハウスを使って乾燥を早めることを提案する。しかし、同時に加工スピードも上げなければならず、やはり無理かと一同があきらめかけたところ、川久保が、すでに引退した木工職人たちを集め、この事態を打開。さまざまな人の助けを借りながら、百音の初仕事が見事に実を結んだ。
一方、気象の勉強にも向き合っていた百音だったが、こちらはなかなかはかどらず、行き詰っていた。子供向けの絵本などにも目を通してみるが、やはり百音には難しい。その様子を見かねた菅波が身近なものを使って百音に雨が降る仕組みを説明。菅波の分かりやすい解説に百音は理解を深めた。
菅波は連日、百音の勉強に付き合うようになったが、基本的なところで引っかかったり、別のところに思考が飛んで行ってしまう百音に一苦労。そんな菅波は、百音に誕生日プレゼントとして中学校で学ぶ理科の参考書を差し出す。ぶっきらぼうながらも自分のことを気にかけてくれる菅波に百音は心が温かくなるのを感じた。森林組合内にある喫茶店「椎の実」の従業員たちは急接近する百音と菅波に興味津々。2人の様子を優しく見守った。
第6週のサブタイトルは「大人たちの青春」(26~30話)だ。
肺がんを患う、登米のジャズ喫茶のマスター、田中知久(塚本晋也)が、菅波がいる「よねま診療所」に通い始めるようになり、そこで百音は田中と言葉を交わす仲になる。田中は百音の父、耕治(内野聖陽)と旧知の仲だが、百音(清原果耶)には、そのことを知らせないでいた。
ある日、百音は、ベテラン作業員の熊谷(山本亨)が雨でも作業を中断しなかったことに意見。頑固で知られる熊谷から、中途半端な知識で口を出すなと一蹴されてしまう。そして、熊谷や作業員の面々がたくさんの国家資格を有していることを知った百音は、気象予報士の資格について菅波に相談する。百音は、森での仕事をするなかで、天気への興味が募ってきていた。そして、ついに気象予報士の資格試験を受けようと決意。本格的な勉強を開始する。
そんなある日、百音は田中から木製の食卓の制作を頼まれる。
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