萩生田文部科学相は4日の閣議後記者会見で、来年1月に実施する大学入学共通テストの追試験について、通常より1週間遅らせて2週間後に設定し、今年の共通テストで実施した本試験の第2日程は設けないことを明らかにした。
文科省は大学・高校側などと協議し、追試験を1月29、30日とし、本試験(1月15、16日)から2週間あけ、追試の会場数は、出願時期の秋頃に決めることにした。個別試験の中止といった受験生に不利益を与える恐れのある変更については、8月1日以降は行わないよう要請する。ワクチン接種の有無を受験するための要件にしないことも各大学に求める方針だ。
今春の大学入試を巡っては、新型コロナウイルスに伴う長期休校で学習遅れが生じた現役生に配慮し、共通テストの本試験を初めて2回実施するなど、異例の対応が続いた。
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