県高校体育連盟会長に就任した友沢義弘さん(松山北高校長) – 愛媛新聞

基本問題

友沢義弘(ともざわ・よしひろ)さん

友沢義弘(ともざわ・よしひろ)さん

【生徒が輝けるよう全力】

 2004年度から県教育委員会で保健・体育畑を歩み、先月、17年ぶりに学校現場に復帰した。愛媛国体を見据えての競技力向上や、指導者らのサポートに尽力してきた経験から「人とのつながりを大事にしつつ、苦労している現場をできる限り手伝いたい」と穏やかに抱負を語る。

 県教委では当初、社会体育関係を担当。完成後の県武道館の情報発信をはじめ、日本フットボールリーグ(JFL)に所属していた愛媛FCのJリーグ昇格に向けた情報収集などにも汗を流し、各競技団体と連携することの重要性を強調する。

 県高校総体は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、20年度は初の中止に追い込まれただけに「生徒がその瞬間に少しでも輝けるように」と、21年度の開催に全力を注いでいる。

 4月中旬の県高体連の会合では、新型コロナの影響で地区予選に出場できなかったケースでも、団体戦では県総体に可能な限り進める特例を率先して提案した。総合開会式は中止し、各会場での入場制限にも踏み切るが、全ては競技に打ち込んできた「生徒ファースト」での判断という。

 専門はテニスだが多忙で「ずっとできていない」と苦笑い。休日はジョギングで体調を整えている。伊予市出身。57歳。

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