【大学受験2025】新課程入試のポイント…河合塾 – リセマム

【大学受験2025】新課程入試のポイント…河合塾-–-リセマム 教育関連ニュース
 河合塾の大学入試情報サイトKei-Netにおいて、2025年度からの新課程入試のポイントが掲載された。2022年4月に高校1年生から新学習指導要領がスタートするが、それを受けたかたちとなる。

 日本の学習指導要領は、その時代の変化を見据えて概ね10年ごとに改訂されている。中学校では、2021年度から新学習指導要領が全学年で実施されており、高等学校では2022年度の高1年生から年次進行で実施される。

 高等学校の新学習指導要領では、「理数」「公共」「総合的な探求の時間」等が新設される他、多くの教科で科目の見直しが行われる。そのため、2025年1月に実施される大学入学共通テストでも、新教科「情報」を加えた7教科21科目へとスリム化・再編される等の変化がみられる。「地理歴史」「公民」では出題科目が大きく再編される他、数学2では「数学II、数学B、数学C」の1科目となる。試験は2日間で実施されるが、試験時間割は2024年6月に公表の予定だ。

 大学入学共通テスト「地理歴史」「公民」は新学習指導要領の大幅改定にともない、出題科目が大きく変更される。出題科目6科目のうち、最大2科目の選択が可能だが、「地理総合、歴史総合、公共」を選択する場合は、もう1科目が組合わせ不可となるパターンがあるので注意が必要となる。

 なお、現行の教育課程を履修した志願者(2022年度の高校2年生以上)に対しては、現行の共通テスト出題教科・科目が経過措置科目として出題される。新教育課程の「情報I」に関しては、「旧情報(仮)」として別科目が設置され、旧課程「社会と情報」「情報の科学」の共通部分に対応した必答問題と、「社会と情報」「情報の科学」それぞれに対応した選択問題が出題される。

 文部科学省は、各大学に対し2025年度入試に関する予告を早期に公表するよう要請している。2022年度中には、各大学が2025年度入試の方向性を公表するものとみられ、内容が注目される。

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