2022年02月05日 06:29更新
上越市内で撮影された彗星や星雲などの天体写真を集めた写真展が、上越科学館で開かれています。
天体写真展は、上越地域の現役の理科教員や、OBをメンバーとする上越天文教育研究会が、毎年開いています。会場には、会員が去年撮影した写真、およそ50点が展示されています。
上越天文教育研究会 稲葉浩一会長「星夜写真・星景写真も多いが、特に月食の写真が見所。いつも以上にバラエティーに富んだ写真展です」
これは、「カノープス」です。カノープスは、太陽を除き、シリウスに次いで2番目に明るく見える恒星です。
これは皆既月食の撮影中、「ターコイズ・フリンジ」という、月の一部が青く見える現象をとらえた写真です。
稲葉会長
「普通、月食は赤い月。青い色があると昔から言われていながら写真では、なかなか写せなかった。望遠鏡を通してiPhoneでパシャッと撮っただけの写真に、写ってしまった。ショックでした。これは、オゾン層があって、その影響で青い色が月に反映されている」
また会場には上越教育大学附属中学校の生徒が、夏休みに取り組んだ天体に関する課題も展示されています。
2年生の玉木心海さんは、月面に見える「うさぎの餅つき」の正体を調べようと望遠鏡にアイフォンを取り付けて、満月を撮影しました。研究会の会員からは、月に1回の周期を調べ、工夫をして満月を撮影した点が高く評価されました。
上越天文教育研究会の「天文写真展」は、4月2日まで上越科学館で開かれています。
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