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 新型コロナ感染急拡大で、県内の小中高校の学級閉鎖、学年閉鎖、臨時休校の期間が長引いている。県教育庁保健体育課によると、10日時点で30校以上の高校など県立学校が学級閉鎖や学年閉鎖した。全県的にPCR検査を受ける人が多く、結果が出るまで時間がかかることが要因。同課は「いつ学校が再開できるか分からない状況だ。無症状で健康面に問題がなければ登校できるよう、調整している」と説明した。

 同課には11日も多数の学校から報告があったが、集計が追い付いていないという。担当者は「市町村立の小中学校も含めると実数はもっと多い」と話す。

 県は県内小中高生を対象に、感染者が一人でも発生すれば発熱などにかかわらずクラス全員を検査対象に広げる「学校PCR検査」を実施している。感染者がクラス内にとどまれば学級閉鎖だが、複数の学級、学年にまで及ぶと学年閉鎖、臨時休校となる。

 従来は数日間で検査結果が分かったため、学級閉鎖なども数日間で解除される場合が多かったという。しかし、感染急拡大でクラスや学校の全員が「検査待ち」を余儀なくされ、結果が分かるまで学級閉鎖や休校などが続いている。

 11日には宮古、南部、那覇の3地区の3県立学校が臨時休校した。いずれも再開のめどは立っていない。

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