
大学入学共通テストの平均点の中間集計では、数学Ⅰ・A、化学、生物、生物基礎などが過去のセンター試験を通じた中間集計の点数と比べて最低となるなど、例年に比べ難化の様相だ。受験生たちは苦心しながら出願先を検討しているだろう。受験の仕組みは年々複雑さを増しており、受験生たちですら迷ってしまうことも少なくない。保護者の方も自分の受験時代との違いに驚いている人も多いだろう。このシリーズでは受験の基礎知識を再確認したい。
まず、国公立大入試の仕組みから。志願者の募集方法は大きく分けて3通り。学力試験を行う「一般選抜(一般入試)」▽高校在学中の学習成績などを重視する「学校推薦型選抜」▽表現力や意欲などを評価する「総合型選抜」-がある。
親世代に比べ、国公立でも一般入試以外の入試方法が増えている。とはいえ、募集人員全体の約8割は一般入試だ。
国公立大の一般入試では、1次試験の役割を果たす「大学入学共通テスト」と大学ごとに実施する「個別学力検査(2次試験)」の得点の合計で合否を判断する。今年の共通テストは15、16日に行われ、その後公表された解答をもとに自己採点を行ってから志望大学へ出願する流れとなる。
このとき、共通テストの成績で2次試験の受験生を事前に選抜する二段階選抜(いわゆる〝足切り〟)を行う大学が多いので、注意が必要だ。
2次試験は2月下旬にスタート。前期日程、後期日程の2つの日程でそれぞれ募集人数が設定される「分離分割方式」という形で行う。一部の公立大で中期日程を設定しているので、一般入試では、国公立大の受験機会は最大3校ということになる。
前期で合格し、入学手続きをするとその後の受験は合格対象から外される。後期の方が難易度が高く、募集人員が少ない。
2次試験の出願期間に、共通テストの自己採点結果を踏まえ、どの大学へ出願するか考える必要がある。
また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、各大学の対応も流動的な部分があるから注意。公式ホームページなどで確認しながら決める必要がある。(木ノ下めぐみ)
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