長野市教育委員会は19日、市立小中学校で26日から2月8日までの2週間、分散登校と、特別教室や空き教室を使った「分散教室」を行うと発表した。市内の新型コロナウイルス感染者の急増を受け、児童・生徒の感染リスク低減を図る。
市教委によると、教室の席の間隔は現在1メートルだが、期間中は2メートルとし、空けられない場合は分散する。分散登校は原則1学級を二つに分けて実施。2週間で5日間授業を受ける想定で、例えば月、水、金曜に登校した1グループは翌週、火、木曜に登校する。その間、もう1グループは自宅で自習する。
授業を受けないグループのうち、日中に保護者がいない低学年の児童などが自宅にいられない場合、午前中は学校の理科室や図書室といった特別教室、空き教室で読書や工作などをする。原則として弁当を持参。午後は校内の「子どもプラザ」で過ごす。
分散教室は高校受験を控えた中学3年を対象に、教室を分けて通常通り授業を行う。中3以外でも、空き教室や特別教室が多く、子どもたちを分散させられる学校は行う。
分散登校や分散教室で教員の目が届きにくくなることを避けるため、市教委は大学生や地域のボランティアを支援員として各校に派遣し、自習や活動を補助する。児童・生徒数が少なく、席の間隔が十分ある小規模校は通常通りに登校する。
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