多くの高校では、高校2年生の12月までに「科目選択」が行われます。
科目選択とは、高3で履修する科目を選択すること。
高3でどの科目を履修するかは、大学受験にも大きく影響します。
たとえば、選択した科目が志望大の入試科目に含まれていなければ、受験できる大学・学部が限られてしまう場合も……。
そこで今回は、文系・理系別に、科目選択で「迷わない&失敗しない」ためのポイントをご紹介します。
お子さまが科目選択に迷っているとき、保護者のかたが選ぶコツを押さえていれば、適切なアドバイスができます。
お子さまの進路選択を応援するためにも、科目選択のポイントを知っておきましょう!
【文系】科目選択3つのルール
文系学部を受験予定のお子さまは、科目選択で3つのルールを押さえることが大切です。
【1.大学で学ぶ内容をベースに必要な科目を見極める】
●「大学で学びたいこと」に近い科目を選ぶ
「文系」とひと口にいっても、大学や学部によって入試科目は異なります。
これは、実際に大学で学ぶときに、その土台や前提知識として必要な科目が入試科目となっているケースが多いから。
たとえば、文学・語学・国際関係学などの学部では、大学で歴史の知識が必要となるため、日本史や世界史が入試科目として課されることが多いようです。
また、法学や経済・経営学などの学部では、政治・経済が課される傾向があります。
大学で学びたい学問をお子さまが既に決めているなら、その内容に近い科目を選択するようアドバイスするとよいでしょう。
●国公立大と私立大では入試科目の傾向が異なる
ただし、国公立大と私立大では傾向が異なるので注意が必要です。
【国公立大】
国公立大の中には、公民では個別試験の受験ができない学部や、共通テストで公民を「倫理、政治・経済」でしか受験できないところも。
【私立大】
私立大では英語、国語、地歴・公民の3科目受験が基本となるため、ハイレベルな戦いが予想されます。
そのため、地歴・公民の科目選択でミスをすると、致命的な事態にも……。
また、私立大では地理で受験できない大学が意外に多いので要注意。
逆に日本史または世界史を選択しておくと、受験できる大学の選択肢が増えます。
【関連記事】
Powered by the Echo RSS Plugin by CodeRevolution.