大阪市教育委員会は21日、市内の中学校1校の保健体育科の授業で2015~18年度、学習指導要領に示された内容の一部が指導されていなかったと発表した。担当教諭ら3人が生徒に保健を教えずにバスケットボールなどをさせていた。教諭らは「生徒が球技を好んでいると思った」と話しているという。
学習指導要領では、年齢に応じた心身の発達やスポーツでのけがを防ぐための知識などを教える「保健分野」の授業が3年間で48時間分必要とされている。市教委によると、約30時間分受けられなかった生徒もいた。生徒の卒業認定に影響はないという。
市教委に外部から通報があって発覚した。器械運動など実技の一部でも要領通りに指導していなかった。在校生については今後の授業などで補充し、卒業生のうち希望者には、冬休みや春休みに授業を受けられるようにするという。
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