理科や数学の国際科学オリンピック、日本からは、7つの教科の代表に選ばれた高校生や中学生が参加している。2021年10月の4日間、7教科の先生たちがその面白さ、楽しさを伝えるオンラインワークショップを開催する。YouTubeライブ配信、事前登録不要。参加費無料。
スポーツに国際大会があるように、理科や数学にも国際科学オリンピックという世界大会がある。日本からは、数学、化学、生物学、物理、情報、地学、地理の7つの教科の代表に選ばれた高校生や中学生が参加している。日本でも、2023年には国際物理オリンピックと国際数学オリンピックが開催される予定。
日本科学オリンピック委員会は、各教科別に行っている大会運営や広報活動等を横断的に支援する組織として、2018年4月に発足した。国や自治体、教育・学術機関、産業界をつなぎ、産学官連携によるオールジャパンでの科学技術人材育成の推進を目指している。
10月2日、3日、17日、24日の4日間、7教科のオンラインワークショップを開催。YouTubeライブ配信(ライブ後はアーカイブ配信)。それぞれの教科の専門の先生たちがその面白さ、楽しさを伝える。
2021年10月2日(午後3時から4時)は、物理ワークショップ「光を知って光でさぐろう!青空から砂山まで偏光(へんこう)で巡る物理の旅」、講師は西口大貴先生(国際物理オリンピックメダリスト/東京大学理学系研究科助教)。YouTubeをみる時に手元に偏光板を用意すると、リアルに体験できる(5cm×5cmくらいのものでもOK)。偏光板、偏光サングラスは、通販サイトでも購入できる。
10月3日(午前11時から正午)は、地学ワークショップ「地球に触れる-岩石の教えてくれること-」、講師は澤口隆先生(地学オリンピック日本委員会理事/東洋大学教授)、同日(午後2時から3時)は、数学ワークショップ「身の回りには算数や数学がいっぱい」、講師は秋山仁先生(東京理科大学特任副理事)。
10月17日(午前11時から正午)は、生物学ワークショップ「植物の花と実 いろいろ」、講師は相馬朱里先生(日本生物学オリンピックメダリスト/千葉県立茂原高等学校教諭)、同日(午後2時から3時)は、地理ワークショップ「地理オリンピックへの招待-渋谷の街をフィールドワーク他」、講師は大谷誠一先生(国際地理オリンピック代表生徒指導/平塚市立神明中学校教諭)。
10月24日(午前11時から正午)は、化学ワークショップ「ミクロの世界を感じよう-空気って目にみえる?!-」、講師は宮本一弘先生(開成中学校・高等学校教諭)、渡部智博先生(立教新座中学校・高等学校教諭)、齋藤潔先生(桐蔭横浜大学教授)。同日(午後2時から3時)は、情報ワークショップ「ビスケットで学ぶコンピュータサイエンス」、講師は原田康徳先生(デジタルポケット代表)、谷聖一先生(情報オリンピック日本委員会専務理事/日本大学教授)。
YouTube Live参加のとき、家庭で準備するものは、PC、タブレット、スマートフォン等、端末が2台必要。YouTubeを見る端末と、ビスケットを操作する端末。PC操作に慣れている場合は、画面が大きいため比較的操作しやすい。PC操作に慣れていない場合は、絵を描くのは指が描きやすいスマートフォン。子供の指が小さい場合はスマートフォンでも比較的操作しやすい。携帯の画面サイズ等子供に合わせて選ぶ。
ビスケットはブラウザで操作できるが、学校から支給されている端末で、アクセス制限がかかっている場合があるため注意が必要。
◆国際科学オリンピックオンラインワークショップ
会場:YouTubeライブ配信
参加費:無料
申込み:不要
ワークショップ:
物理「光を知って光でさぐろう!青空から砂山まで偏光(へんこう)で巡る物理の旅」
日時:2021年10月2日(土)15:00~16:00
地学「地球に触れる-岩石の教えてくれること-」
日時:10月3日(日)11:00~12:00
数学「身の回りには算数や数学がいっぱい」
日時:10月3日(日)14:00~15:00
生物学「植物の花と実 いろいろ」
日時:10月17日(日)11:00~12:00
地理「地理オリンピックへの招待-渋谷の街をフィールドワーク他」
日時:10月17日(日)14:00~15:00
化学「ミクロの世界を感じよう-空気って目にみえる?!-」
日時:10月24日(日)11:00~12:00
情報「ビスケットで学ぶコンピュータサイエンス」
日時:10月24日(日)14:00~15:00
リセマム 大田芳恵
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