来年春に開校を予定している道内初の公立夜間中学の入学説明会が、26日、学校が設置される札幌市で開かれました。
公立夜間中学は、さまざまな理由で義務教育を十分に受けることができなかった人に学びの場を提供するための学校です。
道内では来年4月に初めての公立夜間中学「星友館中学校」が開校することになり、26日、学校が設置される札幌市中央区の資生館小学校で入学説明会が開かれました。
会場には入学を検討しているおよそ80人が集まり、入学条件や学校生活について、説明を受けました。
この中では、▼15歳以上であれば国籍に関係無く入学でき、▼一般のコースのほかに日本語学習のコースも用意されることや、▼授業は平日の午後5時半から始まることなどが紹介されていました。
続いて校舎の見学も行われ、参加者は教室や理科室を見て回りました。
バングラデシュ出身の50代の男性は「早く入学したい気持ちでいっぱいです。苦手な日本語の読み書きを学びたいです」と話していました。
また70代の女性は「家庭の事情で半分くらいしか小学校に行けなかった。基礎からもう一度学び直したい」と話していました。
星友館中学校の工藤真嗣校長は「いろいろな支援体制も整えている。みなさんに安心して学んでもらえる学校にしたい」と話していました。
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