21年度入試、10高校で部活継続誓約書 県教委が初調査 /沖縄 – 毎日新聞

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校庭(イメージ写真)
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 沖縄県教育委員会は21日、県立高校入試の際、部活生など対象とした推薦入学特別枠に関する調査結果を公表した。今年1月に実施した2021年度入試において特別枠を設けたのは30校あり、うち10校が出願者や合格者に「活動継続確約書(誓約書)」を提出させていたことが分かった。生徒が辞めた場合に「ペナルティーを課すなどの対応を行っている」と回答したのは、部活動主将を務める生徒の自殺事案が発生したコザ高校のみだった。

 自殺事案を受け、調査を初めて実施した。66校(全日制、定時制)を対象に4月12~30日に調べた。

 特別枠の有無や活動継続確約書などの提出有無、生徒が辞めた場合の対応、次年度入試で継続するかを聞いた。

 コザは過去の大会実績に応じて校内の部活動の優先順位をつけ、特別枠の人数を決めていた。特別枠入学の生徒が辞めた場合、次年度の推薦枠の優先順位を下げるとしていた。調査に対して、コザは22年度入試から特別枠や確約書提出などを「廃止する予定」と答えた。

 調査では「22年度入試で特別枠を継続する予定か」との質問に、「継続する」が25校、「継続しない」が2校、「検討中・回答保留」が3校だった。

 「継続する」と答えた学校は理由に、学校の活性化や学科の特性に合致した生徒の募集、競技力向上を挙げた。

 県教育庁県立学校教育課は「自殺の詳細調査報告書の提言を受けて実施した。結果を各校に共有し、気になる部分はフィードバックする」と話した。

(琉球新報)

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