小学校体育にヨガ、小規模校に集団活動の機会など学校教育計画 – 日本教育新聞社

小学校体育にヨガ、小規模校に集団活動の機会など学校教育計画-–-日本教育新聞社 基本問題

長野市教委が3カ年計画

 長野市教委は本年度からの3年間の学校教育計画を「第3期しなのきプラン」としてまとめ、公表した。体力向上策として、小学校の体育の授業で、ヨガの導入を掲げた。ヨガは昨年度、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、感染の危険性が低い活動として、一部の小学校で導入してきた。また、児童・生徒数の少ない小・中学校の児童・生徒の集団活動を確保しようと、学校間連携の支援員の配置を進める。


 ヨガを実施する小学校には、本年度からの3年間、講師を派遣する。主に体育の体ほぐし運動で実施することを想定しているが、特別活動に位置付け、健康教育の一環とすることも考えられる。


 3、4年生を対象に、本年度は4時間にわたり、派遣した講師の下で授業を行う予定だ。


 昨年度はコロナ禍による長期の学校休業を終えてから、家庭でも家族と一緒に取り組める運動はないか模索したところ、ヨガを採用するに至った。


 同市教委では、市内の小学校で実施するヨガについて、体をほぐすとともに、心をリラックスさせる運動という意味を込めて「ハートフル・ヨガ」と呼んでいる。


 昨年度、導入した小学校では、保健室登校の児童も楽しそうに活動できたといった場面が見られたことから予算化した。


 同プランでは、ヨガの他、プール指導でも講師を派遣する。昨年度はプール指導を行わなかったが、本年度は、希望する小学校の1、2年生を対象に、専門の講師を派遣して、初歩的な技能を教える。


 学校間連携の支援員は、「連携推進ディレクター」と呼び、教員経験を持つ人を登用する。規模が異なる小学校同士の連携、中学校同士の連携を進める。

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