アフリカ・ジブチ共和国に進出 – 清水建設

花のつくりとはたらき

清水建設(株)<社長 井上和幸>は、アフリカ大陸北東部に位置するジブチ共和国・バルバラ地区ナッシブにおいて、小中学校建設プロジェクトを受注、このほどジブチ共和国国民教育・職業訓練省と請負契約を締結しました。当社にとって同国はアフリカにおける14番目の新規進出国となります。本プロジェクトでは、日本国政府の無償資金協力により、生徒数が過剰で教育施設が不足する同地区において、基礎教育へのアクセス拡大と学習環境の改善を目的に、9年間の一貫した義務教育を提供する小中併設校を新たに建設します。

同国は、国土面積が日本の約16分の1の23,200km2、人口94.7万人の小国であり、インド洋と紅海を結ぶバベル・マンデブ海峡西岸に位置します。同国政府は国家開発戦略において、人材強化を一つの柱として掲げ、就学率の向上を目的に、教育施設の拡充に取り組んでいます。一方、新たな開発地区であり、人口集積が進むバルバラ地区ナッシブでは、生徒数が過剰になっていますが、財政的な制約のためにジブチ政府は十分な対応ができないのが現状です。

受注した小中学校建設プロジェクトの規模は、地上2階(一部平屋)、計17棟、延床面積7,769m2です。工期は2022年2月1日から23年5月31日までの16か月を予定しており、請負金額は17億6,700万円です。教育施設としては、通常の授業用の教室だけでなく、理科実験室や情報教室、図書室等を備えており、今後の同国の学校建設に当たってモデルとして参照されるような、より高度で質の高い学習環境が整備されます。

日本国政府は、2019年8月の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、アフリカへの積極的支援を表明しています。当社は1967年のアフリカ進出以降、13か国91プロジェクトで培ってきた各種ノウハウを活かし、アフリカの持続的な発展に寄与していく考えです。

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