<英語>講評
(湘南ゼミナール 提供)
全体の問題構成や形式、配点はこれまでの入試を概ね踏襲する形であった。総語数が多いのが特徴。図や表を多用した英文が多く出題され、読解力が試されるものが多かった。また、昨年と同様に語注が各ページの下部に記載されているため、探しやすいものだった。難易度は昨年と同程度と考えられる。
問2:英単語を補充する選択問題。出題形式が変わったものの、文脈から類推することが容易だったものが多い。
問4:並べ替え問題。解答形式は昨年と変わらない。(エ)は、今年度から中学生で学習することとなった仮定法の問題。しかし、基本的な知識だけでは解くことのできない問題で、戸惑った受験生も多かったのではないか。
問6:グラフを用いた読解問題。語数は700語程度で、昨年と比較すると増加した。5年間連続で環境に関する文章が出題されており、今年度の話題は商店街のゴミ問題。クラウドファンディングを利用した解決策が提示されており、社会的な要素が取り入れられている。出題形式や難易度は変わらない。
問7:資料を使った読解問題。語数は400語程度で、昨年と同程度。出題頻度の高い計算問題が出題された。図表下部の補足事項が答えの根拠となるため、見落とさないことが重要。
学習指導要領が改訂されたことにより、覚えるべき語彙が格段に増えた。これまで高校で学習していた文法事項も文章中に多く用いられている。もちろん、今まで以上の丁寧な語彙・文法学習も求められているが、それだけでは足りない。社会的な問題や新しい解決策を扱った文章内容が今後も出題される可能性がある。どんなことにも興味関心を持ち、主体的に学ぶ姿勢が必要である。
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このレポートは令和4年2月15日(火)に、速報として湘南ゼミナールにより作成されたもの。協力:湘南ゼミナール(執筆:湘南ゼミナール教務支援部 英語科責任者 神谷 漠 氏)
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