点数がすべての高校入試、力づくの教育をやめて子どもたちを幸せにする教育政策を​ – 武田邦彦(タケダクニヒコ) | 選挙ドットコム – 自社

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武田 邦彦 ブログ

武田邦彦です。​


「大阪、京都、兵庫の各府県の私立高校で10日、令和4年度の入学試験が始まった。」


というニュースがありました。​

先日大学の共通テストが終わったと思っていたら、各地で高校受験シーズンが本格化しているようです。​

コロナが流行ったり、寒波で雪が降ったりする中、受験に臨む子どもたちの検討を祈りたいと思いますが、今の日本の教育には疑問も感じています。​





●子どもたちを圧迫する力づくの教育​

現在の日本では「力の強いものが弱いものを圧迫して何が悪い。」という意識が浸透しています。本来の日本はそうではなかったのですが、ヨーロッパから、「力こそが正義」という思想が入ってきて、変わってしまいました。​

本当は学校でも「力づくではダメなんだよ。」と教えなければいけません。当然大人は強く子どもは弱い存在です。​

小学校に入ると成績一律になります。文部科学省という非常に強いところが、先生という強い人を使って、弱い子どもたちを圧迫します。算数が嫌いな子も国語が嫌いな子もいますが、全部同じように覚えさせます。​

子どもたちは本来、知識欲が旺盛なので、自分から勉強したい子どもはたくさんいます。​


子どもたちは最初、自分が興味のあることや楽しいことを勉強しようとするのですが、大人たちは決まったことを勉強させようとします。​

子どもたちは自分の嫌なことばかり勉強させられるのです。成績を上げるとはそういう事です。​





●誰もが数学の専門性はいらない​

小学生は読み書きそろばんができればいいと思います。日本語が読めて、書類が書けて、足し算引き算ができる、自分で生きていける最低の能力があればいいのです。しかし分数の割り算とか、最近では集合とか統計という難しい事も小学生で教えます。​

あるノーベル賞受賞者の先生は「自然に数学が好きな子、才能のある子は200人に1人ぐらいいる。日本に約50万人いることになるが、それで不足なのか?」とおっしゃっていました。誰もが数学の専門家になる必要はないんです。​





●一律ではなく個性を伸ばす教育を​

幼少期から絵が上手でその能力を生かして世界的な画家になった人もいれば、モーツアルトのように小さいころから素晴らしい音楽の才能がある人もいる。このように子どもはそれぞれ個性を持って生まれるんです。​

絵のうまい人は絵、音楽のうまい人は音楽。体操、運動のできる子、かけっこの早い子もいます。小学生で漢字が苦手でもその代わり、その子は算数ができたり、もちろんその反対の場合もあります。​

国語ができる子どもには国語をさせる、という風にすれば多分中学生になるときに皆、勉強が好きになっているはずです。というか自分の才能を生かすことを好きになっていると思います。​

せっかく小学校1年生で自分の得意なことや好きなことが分かっているのですから、それをさせればいいんですよ。本来の才能、能力を伸ばすという事ですね。​





●正しいことは教えられない教育​

ある高校の先生が「子どもたちに恐竜の時代は今より温暖化で温度が高かったとかは教えられない。正しい事は教えられないんですよ。一体どうなっているんですかね?」と言われていました。​

今の教育は子どもたちが嫌なことを教え、適性のないことを教えています。そのうえ採点などのシステムは教育カリキュラムで作って、しかも罰するのです。​


子どもたちに大切なことは、世の中に出て必要なことを勉強する。人生の基礎を作るという事です。​

参政党では自ら幸福になれる力をつけて、自分らしく生きられる人づくりを目指しています。力づくではない教育、平等社会を皆さんと一緒に実現していきたいと思います。​





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