大分県内にまん延防止等重点措置が適用されて1週間。
飲食店に対する時短要請が続く中、アルコールの提供が可能になる県の認証を受けようと店からの申請が急増しています。
大分市内の居酒屋で県の認証を受けるための現地確認が行われていました。
感染対策の基準を満たした飲食店を県が認証する「安心はおいしいプラス」。
認証を受けた店はアルコールの提供が可能になります。
◆ふぐ海鮮dining343屋 佐藤公昭店長
「居酒屋なので酒類を出さないことには、お客さまに来てもらえないというのが第一。安全安心で食事してもらえる環境を作っていきたい。」
営業時間や協力金の支給額にも関係する認証制度。
申請件数は1月中旬までは、1日に10件から20件でしたが、1月下旬になると100件前後まで急増したそうです。
県は現地確認にあたるスタッフを8班16人に倍増し、休みを返上して対応しています。
◆県食品・生活衛生課 大隈滋課長
「沖縄県が認証店については営業時間を21時としたのを受けて、全国的にもそうなるのではということで「安心はおいしいプラス」の申請も、そこから増え始めた。飛び込みの申請分もできるだけ早く認証しようと思っているところです。」
教育現場でもクラスターの発生や学級閉鎖が相次いでいます。
大分市教育委員会によりますと、2月3日には38校の94クラスが学級閉鎖となっています。
その影響で、給食の食材を調理場で一時保存したり、業者にキャンセルするケースも出ています。
◆大分市教委体育保健課 栄養士 藤沢美津江さん
「1日だけならいいが、どんどん続いている今の現状を見ていると(学校現場は)大変だと思う。日持ちのするものであれば保存して、そのクラスが登校してきた時に子供たちに食べてもらうということはしている。」
大分市や臼杵市、津久見市の約50校に給食の牛乳を届けている大分市内の業者は、現状では影響は大きくないと言いますが今後の感染状況に気をもんでいます。
◆古山乳業 古山信介社長
「去年、一昨年と比べると比較的軽微な影響ですんでいると思っている。次の株の発生や感染拡大で(学校の)対応が変わることが心配…」
まん延防止措置の適用から1週間。
感染状況に改善の兆しは見られず、その影響は様々な方面に広がっています。
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