宮城県庁の食堂で「学校給食フェア」 日替わりで地場産食材使った献立提供 – 仙台経済新聞

基本問題

左上から時計回りで25日(岩沼西小)、26日(金成小中)、27日(中新田小)、28日(宮城教育大付属特別支援学校)の献立イメージ。実際の給食と異なる場合もある

 宮城県内の栄養教諭が考案した献立を日替わりで提供する「伊達(だて)な学校給食フェア」が1月24日から、宮城県庁(仙台市青葉区本町3)2階の食堂「カフェテリアけやき」で開かれる。

 1月24日~30日の「全国学校給食週間」に合わせて2013(平成25)年度から行っている企画。毎年、学校給食に関心のある県民や県職員をはじめ、栄養士、栄養教諭を目指す学生などが訪れている。2020年度までは「宮城県学校給食『伊達な献立』コンクール」で入賞した学校給食の献立を日替わりで提供していたが、本年度は普段の給食を紹介。栄養教諭が初任者研修、5年経験者研修、中堅栄養教諭研修の課題として作った献立を提供する。

 献立は、24日(利府小)=ご飯、サメのネギソースかけ、肉と野菜の仙台みそ煮込み、とってなげ汁、25日(岩沼西小)=ご飯、ポークソテーリンゴソース、岩沼産小松菜と笹(ささ)かまのサラダ、油麩(あぶらふ)と米粉麺のおくずかけ、26日(金成小中)=ご飯、栗原市産野菜入りキーマカレー、まめまめサラダ、栗原市産ナメコと卵のスープ、ナシ、27日(中新田小)=ご飯、加美町まるごとハンバーグ、やくらい高原大根のサラダ、かみ~呉(ご)汁、リンゴ、28日(宮城教育大付属特別支援学校)=麦ご飯、油麩入り肉じゃが、笹かまとワカメのしょうがあえ、サンマのつみれ汁、ナシ。コメは宮城県産「だて正夢」を使い、全てに牛乳が付く。おかずや汁物は実際に給食で使っている食器に盛り付けて提供する。

 県教育庁保健体育安全課学校保健給食班の担当者は「本年度は県の食文化を伝える地場産物を活用し、県内の栄養教諭が考案した献立を日替わりで提供する。各地域の特色ある学校給食を味わってもらい、学校給食が教育の一環として生きた教材となるようさまざまな工夫を凝らして作られていることへの理解を深め、関心を持ってもらえれば」と話す。

 価格は500円(1日70食限定)。提供時間は第1部=11時~、第2部=12時~(各35食)。今月28日まで。

 仙台市役所(国分町3)本庁舎地下1階の食堂では現在、市民に食育と学校給食への関心を高め理解を深めてもらうことを目的にした「学校給食フェア」を開催している。今年は「毎月19日の『食育の日』に提供された献立」をテーマに、小中学校で提供された献立を再現した「学校給食セット」を日替わりで提供する。価格は520円。提供時間は11時~(1日50食)。1階ロビーでは、各年代の給食のレプリカや各校の献立について説明した資料などを展示している。今月21日まで。

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