中学生の皆さんは高校選びで何を重視しますか? 私は雰囲気を重視していました。11校見学に行って感じたことや、自分のレベルより高い高校に入学した今について、お話しします。(高校生記者・めいけん=1年)
11校学校見学、後悔なく受験できた
私は中学2年から3年の秋にかけて高校に足を運び、最終的に都立4校、私立7校を見学して受験校を選びました。
11校見学するのは多いのではないかと思う方もいると思いますが、3年間通学することや雰囲気を比べようとして、この多さになりました。もちろん多ければ良いということではないのですが、私はいろいろな高校を見に行けて後悔なく受験できたと思っています。
ピーク時は毎週のように高校見学に行っては迷っていた
そこで感じたことは、高校は主に「3つに分かれる」ということです。1つ目は「スポーツに力を入れている」高校。2つ目は「勉強に力を入れている」高校。そして3つ目は「両方頑張る文武両道を掲げている」高校です。
文武両道の学校にひとめぼれ
私が入学したのは最初に見学した高校でした。それは勉強も部活も行事も全力で取り組む「文武両道」の高校です。
中2で見学に行ったときに「ここしかない」と直感的に思いました。他の高校も迷うほど良かったのですが、ずっと忘れられず、説明会と見学会、合わせて4回参加しました。
こんなに入学したいと思っていた反面、私のレベルより高く、合格率は一番良い時で60パーセントでした。そのため、併願校は「ここだったら納得して通える」「ここを第1志望にしても良い」と思える学校を選びました。
「入学後が大変」親や先生に心配され
先生や親は、この選択について「入学してからのこと」を心配していました。
担任の先生からは「合格してもそれからが大変だよ」「どうしても入学したいなら、高校では部活には入らない覚悟で受験しよう」と言われました。親からは「自分が決めたのなら良いと思う」と言われましたが、「勉強は大変になるよ」とも言っていました。
過去問や推薦入試の作文用紙、母が探してくれた問題集など
それでも入学したいと思った私は、過去の模試を集めて何十回も解き、入試の過去問も5年分解き、受験に備えました。結果、一般入試の前に受けた推薦入試で、4倍越えの倍率を勝ち取ることができました。
課題多くテストは難しい、それでも「良かった!」
受かったは良いものの、学力が足りていないので、その後が大変でした。他の人より後ろのスタートラインで入学するからです。定期テストは難しくて、予想以上にみんな頭が良く、課題は多い……。
ですが、友達にも恵まれたし、大学受験に向けて専念できる環境は「この学校だからこそ」だと思います。正門前の信号を渡り、校門をくぐるたびに、「この学校の一員だ」と誇らしくなります。やっぱりこの学校に通うのが正解だったのです。
中学生の皆さんも、後悔のない学校選びをしてください。自分が一番納得する、ワクワクする高校に入学し、それぞれの目標に向かって頑張りましょう!
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