28日、高校の一般入試が行われた三重県津市の「セントヨゼフ女子学園」。会場では暖房をつけたまま換気を行うため、受験生には防寒対策を講じるよう事前に通知しました。
「受験生にも気を遣わせる受験になってしまっている。変な気を使わなくてもいいようサポートしたい」
(セントヨゼフ女子学園・上嶋恵美教頭)
新型コロナの第6波は、受験生だけでなく、生徒や教諭にとっても大きな負担となっています。
27日、学校では授業を知らせるチャイムが鳴りましたが、教室には先生がひとり。
緊急事態宣言が出された2年前から、宣言が出るたびにオンライン授業に切り替えています。
「かなり仕事量の負担が大きかった。動画にして流したら生徒は何度も見られるんじゃないか。そうすると理解が深まるんじゃないか。動画を撮るのをまたやり直し、編集するのも時間がかかる。生徒も質問したいのに先生の喋りの中にどうやって入っていったらいいのかわからずに終わってしまって、質問できずに終わってしまってわからない、宿題ができない」
(上嶋恵美教頭)
そんな中で迎える入学試験。27日は、授業を終えた教諭らが会場の設営に追われました。
「どうしたらいいのかわからない。体温はどうやって測るかとか、教室の机といすの配置。隣りに座れないように市松模様にしてみたりとか」
(上嶋恵美教頭)
この学校では、28日の入試で大きなトラブルはありませんでしたが、新型コロナの感染が拡大するにつれ、教育現場の負担も増え続けています。
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