公立高入試 出題範囲変更 – 読売新聞

花のつくりとはたらき

県教委 3学期で学ぶ一部除外

 県教育委員会は25日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、今春の公立高校入試で、数学の三平方の定理など一部を出題範囲から除外すると発表した。除外は2年連続。(土谷武嗣)

 除外範囲は、〈1〉公民的分野の「私たちと国際社会の諸課題」(社会)〈2〉三平方の定理、標本調査(数学)〈3〉科学技術と人間(一部は出題)、自然と人間(理科)。

 県教委によると、24日現在、県内の公立中学校では、4校が臨時休校となり、4校の5学年と21校の25学級が閉鎖されている。県教委は中3の学習への影響に配慮して、2月18日の特色選抜の数学、3月10日の一般選抜の社会、数学、理科のうち、主に中学3年の3学期で学ぶ内容を出題範囲から外すことを決めた。

 また、中学校での感染拡大で濃厚接触者となった生徒のうち、試験当日までにPCR検査を受けることができなかった生徒や結果待ちの生徒については、これまでは追試験での対応としてきた。しかし、追試験の対象となる生徒が大幅に増える可能性が出てきたため、試験当日に中学校などで受験できるようガイドラインの改定を検討することも明らかにした。

 吉田育弘教育長は「受験生が持てる力を最大限発揮できるような環境をつくることが我々の務め。感染状況を不安に思わず、試験を受けてほしい」と話した。

Powered by the Echo RSS Plugin by CodeRevolution.