支局長からの手紙:○と×で○と○ /鳥取 – 毎日新聞

支局長からの手紙:○と×で○と○-/鳥取-–-毎日新聞 基本問題

支局長からの手紙

毎日新聞
2022/1/24 地方版
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 昨今の小中学校で環境教育が熱心に行われていることは、もちろん知っていました。ただ、保健体育の授業でも環境問題が取り上げられているとは、不覚にも知りませんでした。あくまで勝手なイメージですが、社会や道徳のカテゴリーなのかなと思い込んでいました。

 文部科学省が定めた学習指導要領によると、今は理科や技術家庭、総合学習などでも環境問題に取り組んでいるようです。まさにボーダーレス。教科の枠にとらわれないということは、それだけ国が環境教育に本腰を入れている証拠でもあります。

 近年、保健体育における環境教育に独特の手法で取り組んでいる学校があります。漫画家・故谷口ジローさんの母校でもある鳥取市立北中学校(以下、北中)です。石油元売り大手の出光興産(東京都)が社会貢献活動の一環として主催している環境フォトコンテスト「わたしのまちの○と×」に学校を挙げて参加。作品撮影を通じて生徒たちに環境への関心を高めてもらっているのです。

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