新潟市内の商店街で3日、小中学生が書き初めを行い、新年の決意や学校生活での抱負などを書き上げました。

この書き初めは、古町七番町商店街振興組合が毎年主催していますが、新型コロナウイルスの影響で去年は中止され、今回、2年ぶりに行われました。


書き初めには市内の小中学生31人が参加し、はじめに江戸時代の書などを展示している記念館の顧問、磯島瑛俊さん(73)がおよそ3メートル四方の紙に「千客万来福来たる」と書き上げました。


続いて子どもたちも筆をとり、このうち中学3年生の五十嵐夏姫さんは、高校入試で最善を尽くしたいという思いを込めて「逃げられないのなら笑って楽しみたい」と書きました。


また中学2年生の有馬結さんは、3年生になったら勇気を持って行動したいという気持ちから「勇気は一瞬、後悔は一生」と書き上げました。


そして「迷わぬ者に悟りなし」と書いた中学1年生の長谷川想十さんは「悩みがあったら友達や親に相談してよく考えて行動したい」と語っていました。


子どもたちの作品は5日まで商店街に展示されるということです。


記念館の顧問、磯島瑛俊さんは「きょう来た人には『福』を持って帰ってもらいたい。子どもたちには、書に書いたよう行動し学びにつなげてほしい」と話していました。