「密」避け年末参拝・渋谷のカウントダウン中止…コロナ禍で2度目の年越し(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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読売新聞オンライン

 新型コロナウイルスが猛威を振るった2021年。感染が急拡大した第5波は乗り越えたものの、12月に入って変異株「オミクロン株」の市中感染の確認が相次ぎ、コロナ禍での2度目の年越しを迎えた。

 首都圏では、JR東日本や東京メトロなど一部の鉄道で、31日から元日にかけての終夜運転が2年ぶりに再開された。昨年は終夜参拝を取りやめた明治神宮(東京都渋谷区)でも、夜通しの参拝を受け付け、初詣客が間隔を空けながら列を作った。大みそかから並んだ埼玉県川口市の大学1年生(19)は「マスクを外して過ごせるような日常生活が戻ってきてほしい」と願った。

 学問の神様・菅原道真をまつる湯島天神(文京区)では、境内での「密」を避けるため、年末に前倒しで参拝してもらう「幸先詣(さいさきもうで)」を前年に続いて実施。家族連れらが縁起物を求めたり、合格祈願の絵馬を飾ったりしてにぎわった。

 横浜市都筑区のパート従業員(43)は、中学3年の長男(15)ら家族5人で一足早く参拝に訪れ、「第6波が来ることなく、息子が万全な状態で高校入試を受けられますように」と手を合わせた。東京都板橋区の会社員(54)は、大学受験を控えた高校3年の長女(18)の志望校合格を祈願。「修学旅行などの学校行事が中止になり、かわいそうな高校生活になってしまったので、思い切り大学生活を楽しんでほしい」と話した。

 渋谷駅前のスクランブル交差点で年末に行われているカウントダウンイベントは、2年連続で中止となり、前年に続いて人通りは少なかった。友人と観光で通りかかったという大阪市中央区の会社員(19)は「中止は仕方がない。年越しはホテルで過ごすが、コロナが収まって盛大に祝えるようになる日が早く来てほしい」と期待した。

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