高校生に関する2021年のニュースを振り返ると、「大学入試改革」「成人年齢引き上げ」等、大きな変化を迎える世代であることを感じるニュースが多く見られた。
2021年を振り返る「高校生」重大ニュース
【大学入学共通テスト2025】既卒者に「旧情報」出題、新科目「情報I」と得点調整
今の中学3年生の多くが受験する2025年が「情報I」のスタート年となる。とはいえ、現在の高校生の中にも、2025年入試を受験する生徒もいるだろう。時代の変化に合わせて変わる大学入試だが、この過渡期に入試に臨む生徒たちが充分に力を発揮できるよう、学校側の迅速な準備・対応が求められる。
【大学受験2022】千葉大「飛び入学」オンライン説明会1/9
令和3年度の「飛び入学」実施大学は8大学。その中の1つである千葉大学。無学年学習をはじめとした学びの個別最適化や、学びの選択肢を広げることのできるサービスやプログラムが増えている今、あらためて大学入試の多様性にも注目したい。
「好きを貫いた学び」が評価される入試を…松野知紀さん×慶應義塾大学・冨田勝先生対談
「茨城県公立高校生がハーバードに合格した」ということで話題になった松野知紀さん。実は、ご本人の単独インタビュー取材はリセマムが初。当時松野さんは高校2年生だった。そのご縁で、慶應義塾大学の富田勝先生との対談企画が実現。海外大学進学や国内大学総合型選抜の知名度の向上や拡大等により、従来の大学受験に対してネガティブな印象をもつ子供たちや、今「学びにくい」「勉強が嫌い」「受験が辛い」と感じている子供たちを、1人でも多く救うことができるような対談を展開した。
4月から成年年齢引下げ「不安」が「楽しみ」上回る
これまで20歳だったさまざまな「責任」が18歳という高校生の時点で発生することで、不安を感じるのは当事者も保護者も同じようだ。上記の記事では、当事者のほうが「不安」よりも「楽しみ」が上回り、保護者は「楽しみ」より「不安」が上回ったという親心を感じる結果となった。18歳になると親の許可なく結婚や、クレジットカードを作る等ができるようになるため、パートナー教育やマネー教育の早期化等で「教育」がいかに若者をサポートしていくかいう視点が今後ますます必要になってくるのではないだろうか。
高校生が選ぶ2021年の話題・流行ランキング発表
高校生ならではの視点で選ばれる流行ランキング。リセマムが注目したのは流行語1位の「イカゲーム」。Netflix等の動画配信サービスを利用した、世界中の映像作品のオンライン視聴やサブスクリプションサービスが一般化していることを実感。世界中にあふれる映像コンテンツに気軽にアクセスできることは、高校生がさまざまな社会課題に気付く機会や、新たな視点をもつきっかけになり得るのではないだろうか。
国際化学オリンピック、18年連続で4人全員メダル獲得
日本の参加生徒4人全員がメダルを獲得するのは、2004年の第36回ドイツ・キール大会から18年連続となった。スポーツの分野で若い世代が活躍し、その技を世界に魅せつけた東京オリンピック開催中に、化学の分野でも日本の高校生が活躍し実力を示したという非常に嬉しい報せだった。
《編集部》
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