子どもたちの学習の定着度を確認するため、高知県が独自に実施している学力テストが7日から始まり、県内の1万9000人余りの小学生と中学生が試験に臨みました。
これは全国学力テストとは別に、子どもたちの学習の定着度を確認し、授業の改善につなげてもらおうと、高知県が毎年、独自に実施しているものです。
テストは、小学4年生が国語と算数、5年生は理科が加わり3教科、中学1、2年生が英語と社会を含む5教科で、9日まで実施され、児童・生徒合わせて1万9000人余りが対象です。
このうち、高知市の江陽小学校では7日試験が行われ、4年1組の教室では、児童30人が試験に臨み、注意事項を聞いたあと緊張した面持ちで国語の試験の開始を待っていました。
県教育委員会によりますと、ことしの全国学力テストでは、小学生は国語と算数ともに全国平均を上回りましたが、中学生は数学で平均を2.6ポイント下回り、特に、図形の問題やグラフで論理的に説明する解答に課題が見られたということです。
江陽小学校の今西和子校長は、「話すこと・聞くことを重点的に取り組んできたのでどれくらい定着しているか確認するとともに、コロナ禍でも子どもたちの学びを止めないよう今後も取り組んでいきたい」と話していました。
テストの結果は、来年2月中旬までに各学校に送られる予定です。
Powered by the Echo RSS Plugin by CodeRevolution.