<入試のツボ>まず調査書点を算出/志望校決定 – 河北新報オンライン

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 公立高入試まで100日を切った。中学校での三者面談などを通じて、受験校を本格的に決める時期に入った。

 3年時の学年評定を伝えられた頃だろう。まずは3年間の評定を基に、実際に共通選抜で使われる計算式に合わせて調査書点を算出してみよう。

 5教科は5段階の評定がそのまま点数に、実技4教科は5段階の評定を2倍にして足してみてほしい。高校によって合否判定時の調査書点の比重が異なる。比重が高いと調査書点が合否を左右する。調査書点次第では志願先を変更することも考慮してほしい。

 特色選抜では、高校ごとに調査書点の比重が細かく分かれている。志望校の計算式に基づいて、こちらも点数を出しておくとよい。

 また、今まで受けた実力テストや模試などの偏差値と志望校の基準偏差値を見比べ、このまま第1志望で受験するか、それとも別の高校への変更を検討するかなどを考えてほしい。

 ただ、この時期は最終決定にはまだ早い。最終的な出願は来年2月で、それまでにどれだけ学力を伸ばせるのかも加味しなければならない。出願時期ぎりぎりまで模試などを受け、偏差値の推移を見ながら出願先を慎重に考えてほしい。

 冬休みも控える。まとまった学習時間を確保できる最後の時期だ。冬休み期間の学習は入試の合否に大きく影響する。時間を計画的に有効活用してほしい。

 冬休みは過去問を中心に問題演習を多数こなし、その中で出てきた苦手単元に集中的に取り組むとよい。3年時の夏休み以降に習った単元は、入試に出題されるものが多い。3年後半の学習内容は冬休みに重点的に学習してもらいたい。

(進学プラザグループ第一事業部・阿部智則部長)

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