宇治市/参加表明14日まで/西小倉地域小中一貫校設計 – 日刊建設通信新聞

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12月2日 木曜日

関西

宇治市/参加表明14日まで/西小倉地域小中一貫校設計



現在の西小倉中学校

 京都府宇治市は1日、「(仮称)西小倉地域小中一貫校整備事業に伴う設計業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。参加表明書は14日まで、総務部契約課で受け付ける。技術提案書の提出は2022年1月11日から14日まで、同月末ごろに特定する。

 参加資格は、16年度以降に延べ5000㎡以上の小中一貫校や義務教育学校(同種)またはその他の学校(類似)の建築工事の基本・実施設計業務を履行した実績を持つことなど。

 業務内容は、建築・電気・機械・造成・外構・グラウンド整備などの設計、既設校舎の解体設計(基本計画、基本設計、実施設計)。

 新設する施設は、校舎棟、屋内運動場、第二屋内運動場、柔剣道場、プールなどを想定し、グラウンド(体育倉庫、防球ネット、バックネット、外周フェンス、校門・通用門など)、雨水貯留施設、屋外倉庫、育成学級(学童保育)4教室、指導員室の整備も計画している。

 校舎棟には普通教室のほか、理科室、音楽室、図工・美術室、技術室、家庭科室、図書室、給食室、多目的ルームなどを配置する。

 開校時点の児童生徒数は約950人(小学校約650人、中学校約300人)、学級数は約31学級(小学校約20学級、中学校約11学級、特別支援学級4学級含む)を見込む。

 委託上限額は2億7945万7200円(税込み)。

 業務期間は23年7月31日まで(基本設計は22年6月30日まで)。建設地は宇治市伊勢田町遊田7-1の面積2万3739㎡。

 西小倉地域の小中一貫校は、西小倉、南小倉、北小倉の3小学校と西小倉中学校を統合して、西小倉中学校の敷地で新校舎を整備する。

 19年に地元住民から提出された統合を求める要望書を受けたもので、対象の学校では施設の老朽化に加え、児童数の減少が顕著になり、一部で学年単学級となっている。今後さらに減少すると予測しており、一貫校整備を推進することになった。工事期間は24年1月から26年1月を想定する。

 建設地の用途地域は第一種中高層住居専用地域で、建ぺい率は60%、容積率は200%。主な既存施設の規模は校舎はRC造4階建て延べ5582㎡、屋内運動場がS造平屋建て819㎡、技術棟が同250㎡。

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