教育専門家が見る 進化し続ける大谷翔平 四つのルーティン – 毎日新聞 – 毎日新聞

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記者会見で話す大谷翔平選手。その視線は早くも来季の目標を見据えている=東京都千代田区で2021年11月15日午前10時26分、宮武祐希撮影

記者会見で話す大谷翔平選手。その視線は早くも来季の目標を見据えている=東京都千代田区で2021年11月15日午前10時26分、宮武祐希撮影

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(27)は今季、投打「二刀流」でア・リーグ最優秀選手(MVP)の最終候補に入る活躍を見せた。教育専門家の原田隆史氏(61)は活躍の背景には、岩手・花巻東高時代から徹底した四つの習慣があると分析する。【聞き手・松本晃】

ゴミ拾いする理由とは

 大リーグで「二刀流」の夢を現実にした大谷選手は高校1年の冬に、「(プロ野球の)ドラフト8球団1位指名」の目標を掲げ、周囲にも公言しました。8球団とは、1989年の野茂英雄(近鉄、大リーグ・ドジャースなど)らと並ぶ過去最多で、高校生では初となります。普通なら目の前の甲子園出場や甲子園優勝を目標としますが、違いました。

 人は自分はできるという「自己効力感」が高いほど、未来を大きく描けます。父徹さんは社会人野球で活躍し、母加代子さんもバドミントンで国体(国民体育大会)に出場しました。「自己効力感」が高い家庭環境で育ったこともあり、大谷選手も自分に自信があり、大きな目標を立てられたのでしょう。高校の仲間や家族から高い目標をばかにされなかったからこそ、今も挑戦する気持ちを持ち続けられているのです。

 なぜ大谷選手は大リーグで「二刀流」を実現できたのでしょうか。人が成長できない時、大きく分けて四つの阻害要因があります。…

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