県中学校長会が独自に行う中学3年生を対象にした学力診断テストが、9日から県内の中学校で始まりました。

このテストは、文部科学省が全国の中学3年生などを対象に実施している「全国学力テスト」とは別に、生徒たちの学力を把握しようと県中学校長会が平成5年から毎年この時期に実施しています。


テストは県内の中学校79校の中学3年生、約7000人を対象に9日から始まり、このうち福井市の美山中学校では、3年生の27人が午前中から試験に臨んでいました。


出題範囲は中学3年生がこれまでに習った学習内容のすべてが対象で、9日は国語と英語、数学の試験が実施され、10日は社会と理科が行われる予定です。


県中学校長会によりますと、去年は新型コロナウイルスの感染拡大で休校の期間があったことから出題範囲を狭くしましたが、ことしは例年通りの出題範囲で実施しているということです。


テストは学校ごとに採点したうえで生徒の成績を分析し、今後の学習指導の改善などにつなげることにしています。