今月18日におこなわれる2022年度の韓国の大学入試「大学修学能力試験」が一週間後にせまる中、教育部(文科省に相当)が新型コロナウイルスに感染した受験生が66人に達すると確認した。昨年の同時期は41人の受験生が新型コロナに感染したまま入試に臨んだ。
ユ・ウネ(兪銀惠)副総理兼教育部長官は10日、政府ソウル庁舎で首都圏の教育監(教育長に相当)と保健福祉部次官、疾病管理庁次長などが出席する教育分野防疫対策懇談会を開き、このように発表した。ユ副総理は「9日時点で入試受験予定者のうち、新型コロナに感染し病床の割り当てが必要な受験生は66人、入試日以降まで自主隔離が必要で別室受験を予定している受験生は12人」とし、「感染している受験生のため、全国31か所の病院と生活治療センターに383の病床を確保した」と話した。昨年、感染したまま入試に臨んだ受験生は41人だった。入試まで8日しかない現時点で、昨年より25人多い状況となっているのだ。
教育部は入試直前までに受験生を一般、要隔離、感染、に分類し、試験会場を割り当てる方針だ。 一般の受験生は事前に割り当てられた会場で受験すればよいが、保健当局によって隔離の通告を受けた受験生は、指定の会場へ移動し試験を受けなければならない。感染している受験生は、受験前に入所した病院や治療センターで受験する。要隔離者のための別会場は112か所、620室で計3099人が受験できる規模だ。
学生間の接触を最少化するために今月11日からは全国のすべての高校がオンライン授業となる。ユ副総理は「入試一週間前の11月11日、明日から全国の高校がオンライン授業となる。首都圏地域の高校3年生は、入試2週間前の今月4日から、オンライン授業へ切り替えた状態」だとし、「入試前日、全国の保健所でのPCR検査受付時間は夜10時まで延長される」と話した。
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