【高校受験2022】【中学受験2022】私立中、初年度納付平均額は100万円…神奈川 – リセマム

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 神奈川県は2021年10月26日、2022年度(令和4年度)私立高等学校・中学校の生徒募集および生徒納付金の概要を公表した。募集人員は、高校(全日制)が1万5,151人、中学校が7,615人。初年度納付金の平均額は、高校が前年度とほぼ同額、中学校は約5,000円値上げしている。

 2021年10月26日集計時点の募集校数の状況によると、高校(全日制)は公募55校、そのうち50校は推薦入試を行う。公募募集人数は、前年度(2020年度)より16人増の1万5,151人、そのうち推薦による人数は5,463人。併設校からのみ募集する学校は23校で、併設校からの人数は前年度より175人減の8,045人となっている。

 公募する私立高校(全日制)の生徒納付金をみると、入学金と入学金以外の納付金を合計した入学時納付金は平均36万1,109円、授業料と授業料以外の納付金を合計した授業料等納付金は平均58万8,962円。2つを合計した初年度納付金は95万71円となり、前年度より458円減少した。学校ごとの初年度納付金では、慶應義塾湘南藤沢高等部の147万円がもっとも高く、聖セシリア女子高の73万2,000円がもっとも低い。

 中学校は公募58校、公募募集人数は前年度より10人増の7,615人。併設校からのみ募集する学校は1校で、併設校からの人数は1,253人となっている。中等教育学校は2校で、前年度より5人増の350人を公募する。

 公募する私立中学校の生徒納付金では、入学時納付金が平均37万2,603円、授業料等納付金は平均63万922円。2つを合計した初年度納付金は100万3,526円となり、前年度より5,592円増加した。学校ごとの初年度納付金では、慶應義塾湘南藤沢中等部の147万円がもっとも高く、聖ステパノ学園中の61万円がもっとも低い。

 神奈川県のWebサイトでは、2022年度の試験日程等・生徒納付金の状況や生徒募集要項一覧のほか、「2021年度 私立高等学校等の学費支援制度」についての案内を掲載。県が行っている保護者の経済的負担を軽減する学費補助制度や、国の費用による授業料の一部を軽減する高等学校等就学支援金制度を紹介している。

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