◆除菌通じ理科に関心を
感染症対策に有用な銀イオン(Ag+)を学ぼうと、南足柄市立足柄台中学校(神奈川県南足柄市竹松)はこのほど、2年生151人を対象に、同市に工場を持つ富士フイルムの社員を講師に招いた授業を実施した。同校では新型コロナウイルス感染拡大下で同社から寄付されたアルコールスプレーなどを使用していることから、理科に関心を持ってもらおうと企画した。
同社メディカルシステム事業部事業開発グループの阿部洋史統括マネジャー(53)が講師を務めた。阿部さんはフィルムカメラの歴史や、同社が創業以来研究している銀の活用例を交えつつ、Ag+が菌やウイルスを効率的に不活化させることを紹介。生徒に正しい感染症対策を知ってもらおうと、阿部さんらが開発に携わった「Hydoro Ag+」のアルコールスプレーや除菌クロスを使い、「手指消毒で忘れがちな指先を除菌することが一番肝心」と伝授した。
授業は、2年で習う原子や元素記号が身近な生活でも生かされていることを学ぶため、理科を担当する教諭が同社へ依頼した。「新型コロナ対策としても関心が高いテーマで、理科の面白さを伝えられたら」と期待する。
授業を受けた生徒(13)は「普段何げなく使っていたアルコールスプレーが本当に除菌に役立っていると知り、勉強になった」と感心していた。
神奈川新聞社
【関連記事】
Powered by the Echo RSS Plugin by CodeRevolution.