和歌山県内の中学生が科学の知識や応用力を競う「きのくにジュニア科学オリンピック」(県教育委員会主催)で、田辺中学校2年生のチームが特別賞を受賞した。
科学に関心のある中学生が切磋琢磨(せっさたくま)できる場を設け、科学技術の発展を担う人材を育成しようと毎年開催している。9回目の今大会には8校43チームが参加した。
6人1チーム編成で、田辺は中村右京君、川内成君、守田悠哉君、和田温時君、西山世音さん、濵本鈴蘭さんが参加。8月にあった予選会では理科や数学など分野の筆記試験で競い、上位10チームが田辺市新庄町のビッグ・ユーであった決勝大会に進出した。
決勝は事前に一部の内容が公開されている競技と当日に出題される競技の二つあり、各チームが3人ずつの2グループに分かれる。理科や数学などの分野から出された課題に対し、ものづくりの能力やコミュニケーション能力などを使って解決を目指していく。その回答や過程を採点し競った。
田辺は一つの競技で難易度の高い条件をクリアし、特別賞に選ばれた。中村君は「準備が実った結果だと思う。実験は2回あったが、1回目に失敗したので次は絶対に成功させるという気持ちで挑戦した。チームのメンバーに感謝したい」と喜びを語った。
紀伊民報
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