【高校受験2023】都立高、英語スピーキングテスト活用へ – リセマム

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 東京都教育委員会は2021年9月24日、東京都中学校英語スピーキングテスト事業の中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)について、2023年度(令和5年度)入学者選抜から結果を活用すると発表した。英語4技能のうち「話すこと」の能力をみる。

 東京都教育委員会では、東京都中学校英語スピーキングテスト事業において、事業者と協定を締結し、東京都教育委員会の監修のもとに作成した問題で新たなスピーキングテスト「ESAT-J」を共同で実施。2021年度は9月から10月にかけて、都内公立中学校3年生全生徒約8万人を対象にタブレット端末で解答音声を録音する形式で確認プレテストを実施する。

 東京都立高等学校入学者選抜では、2022年度に実施する2023年度入試からESAT-Jの結果を活用し、英語4技能のうち「話すこと」の能力をみる。中学校は、提供を受けたテスト結果を生徒の調査書に記載。都立高校は、AからFまでの6段階で提出された評価を20点満点に点数化。学力検査の得点と調査書点の合計(1,000点満点)にESAT-Jの点数を加えたものを総合得点として算出する。ESAT-Jの結果を調査書に記載して提出するのは、第一次募集・分割前期募集以降の選抜とする。

 ESAT-Jを受験しなかった生徒の扱いについては、東京都立高等学校入学者選抜で不利にならないよう、不受験者の学力検査の英語の得点から、仮の「ESAT-Jの結果」を求め、総合得点に加算する。

 なお、ESAT-Jの結果活用については、2022年9月策定予定の「令和5年度(2023年度)東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」で正式決定となる見通し。

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