長崎・端島(軍艦島) 島の姿、延命の道 – 毎日新聞

花のつくりとはたらき

毎日新聞
2021/9/21 地方版
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南西からの端島(軍艦島)全景。最も高い所に見えるのが3号棟、灯台の下のサイコロ形建物が30号棟=2020年9月29日、本社ヘリから

 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼、造船、石炭産業」に登録されている長崎市・端島(はしま)炭坑(通称・軍艦島)。無人島になって50年近くたち、廃虚となった姿にノスタルジーを求め多くの観光客が訪れる。ただ、劣化が著しい鉄筋コンクリート造り(RC造)の集合住宅の建設時期は全て大正期以降の上、産業遺産に付帯した施設であることから修復の優先順位は低い。長崎市はこれらの多くについて、歴史性や島特有のシルエット維持、劣化状況などから、保存ありきではなく「延命」を図る方針だ。【山本直】

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