AI教材も登場!学校選びに迷ったら、放課後の学習支援体制を見てみよう(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース – Yahoo!ニュース

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■「学び選択型」の報徳学園と滝川

 放課後学習支援の新しいタイプの一つ目は「学び選択型」です。クラブ活動との兼ね合いを考えて、特別講座の受講と自学自習(個別対応あり)を生徒自身が選択できるのが特徴です。クラブ活動が盛んな進学校で今後増えてくると予想されます。有償にはなりますがダブルスクールより安価であることや、時間が有効に使える点が人気です。ここでは兵庫県の男子校の事例を2校紹介します。

 1校目は、兵庫県西宮市の報徳学園中学校・高等学校です。全国大会に出場するクラブが多く、文武両道で知られる男子進学校です。二宮尊徳の報徳思想を教育の柱としています。

 報徳学園では、授業・家庭学習・受験対策を学校内で完結することを狙いとした、放課後の学習支援システムが導入されています。クラブ活動の前後に組み込むことができるため、何らかの形で利用している生徒が多いようです。

 中学からスタートする自習教室「金次郎STUDEO」には、無償コースと有償コースがあります。有償コースにはチューターが付き、個別面談のうえ学習計画にアドバイスしてくれるなど、細かな対応がとられています。高校になると受験対策特別講座の「金次郎SEMINAR」が新たに加わります。基礎固めから応用までレベル別に、1教科あたり年間25回開講され、生徒は参加したい講座を選択できます。

 放課後を含めた学校での時間に集中することで、クラブ活動と両立させながら将来の大学受験にも備えることができるこのシステムは、学校の魅力の一つとなっています。

 2校目は、神戸市須磨区の滝川中学校・高等学校です。先に紹介した報徳学園と同様にクラブ活動が盛んな進学校で、2022年入試から新コース制(医進選抜コース・Science Global一貫コース・ミライ探究一貫コース)での募集を行うことが話題となっています。

 滝川の放課後指導のメインは、校内塾「滝川セルフィー」です。チューターのサポートを備えた自習教室で、家庭学習の内容を放課後に学内で完結することを目的としています。学習環境や学習習慣の問題などをクリアし、日々の学習を確実に積み上げていけるシステムとして、成果が期待されます。高校になると、教員による大学受験対策の特別講座なども実施されます。

 22年に「医進選抜コース」が誕生するのに合わせて、放課後指導にも新たなラインアップが加わります。それが、外部の医系予備校と協力した「滝川メディカルゼミ」で、医進選抜コース入学者は中学1年生から全員参加となります。このゼミの内容は医学部受験に特化したもので、英語・数学・理科の医学部進学対策授業と小論文・面接対策講座が予定されています。医学部合格という高い目標に向けて、正規の授業以外に必要な内容を学校で学べることは大きなメリットとなるでしょう。

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